liliのメモ帳

WIXOSSのことを中心にカード及びデッキの考察や感想、大会の結果報告、時折パック開封記事や雑談。 投稿不定期。

コリジョン新規考察1:モーセス



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写真引用元:https://twitter.com/wixoss_TCG/status/1224165610986360835?s=20



やばい新規が来ていたので、その使い方に関する考察記事をば。

今回この記事で取り上げるのは新規SR、「水英の蒼天 モーセス」です。

このカード、汎用であることと多少の下準備が必要になる代わりにお手軽なアタック時除去が放てる点から、デッキボトム操作を得意とする性質上糾う/純リメンバどちらでも採用が見込めると考えています(一応青タマでもイチキシマ効果から繋げて利用できる効果ではあります)。一方でハンデス効果は相手のハンドの内容を把握しておく必要がある事を考えると、主に使われるのはアタック除去効果でしょうか(リメンバでは「アストロジ」発動後、青タマではポントスの出現時効果の後に繋げることで確実に狙ったレベルのシグニをハンデスできますが、前者はハンデス主軸よりかは凍結+ボトム参照が軸になりがちな点、後者は青ゲインの存在を考えると...)。ただ青タマではどちらの効果の活用も一部のシグニに依存しているのに対し、リメンバでは多くのシグニ(ショクエンや、汎用な上ボトムチェックの食い合いが発生しますがエフェックスなど)でボトム操作を行うことでアタック時除去を狙って発動しやすいことを考えると、どちらかというとリメンバ向けのシグニになるでしょうか。

また、この2種のデッキ以外であればマリタイ採用型のウムルとも相性が良いです。ただ、ウムルはレベル4の枠のやりくりに苦労することが多い(apex型でも魔杖型でも)ので、どれほど採用されるかはわかりませんが...)

相性の良さそうなシグニ

・走英の空力 スリスト

コリジョン同期である、リメンバ専用シグニ。

ハンドからボトムに仕込みながら相手の全シグニ凍結、自身で凍結シグニを殴れば疑似ランサーとサポートと点取りを一枚でこなせる性能故、モーセスと共に並べてアタック時効果のサポートをさせつつ点を取りに行く動きができることを考えると、相当相性は良いと思われます。

レベルが3なので、リメンバのレベル4盤面で並べやすいのも良いですね。

 

・貨英の変動 エフェックス

レトリックで登場した、汎用青英知。

レベル4であること、デッキボトムを利用する効果がエフェックス自身の起動効果と重なることを考えると相性的にはとても良いとは言えませんが、手札交換とデッキボトム操作を両立するカードとして、青タマorリメンバ以外でモーセスを運用する際はセットとして共にデッキに投入するのが良いのかなと思います。

 

・大海の蒼天 ポントス

ディセンブルで登場した、タマ専用シグニ。

こちらは主にハンデス効果を活用する際共に並べることがあるでしょうか。個人的には、先4でモーセスとポントスで動いて相手がレベル4にグロウする前に相手のリソースを削いで動きを制限する、といった動きも面白そうです。

青タマで運用する場合バースト枠の調整が難しい所ですが、個人的にはモーセスは1,2枚青タマに入れてみても良いのかなと思いますね。

 

・伊吹の蒼天 イチキシマ

ポントス同様、ディセンブル出身のタマ専用シグニ。

こちらは主に青タマデッキでのモーセスのアタック時除去のマイナス値の調整に使うことが多そうです。なお、その場合起動効果によるサーチを行うとデッキをシャッフルする関係上仕込みが無駄になるため、ただデッキを回復+デッキボトムの固定になるので上の2枚よりやれることの数は少なくなりそうですが...

・コードメイズ マリタイ

オルタナティブ出身の、ウムルの専用シグニ。

ハンド交換をしながらハンドのカードを1枚デッキボトムに仕込めるため、最初にこの効果でデッキボトムにカードを仕込んだ上でモーセスを出して攻撃できれば、リュウジョウやヨグ=ソトースに次ぐサブアタッカーとして動けます。しかし、その場合レベル4でのアタック時までデッキシャッフルを伴う効果を使いづらくなるため、構築やレベル4の枠と要相談だと思います。

 

今後のキーセレクションのデッキ構築に与える影響について

まず、リメンバのデッキ構築にはスリスト同様、大きく影響を及ぼすと思います。スリストとセットで使うことで、ハンド1枚でほぼ最低2面要求(糾うや5黒カニなど、レベル4以上のシグニが3体並ぶ可能性があるデッキや、翠子などパワーパンプを得意とするデッキの場合この限りでは無いです)できることを考慮すると、気軽に使える主力アタッカーとして、複数枚デッキに投入されそうです。一方、青タマのデッキ構築にはさほど影響を及ぼさないと見ています。というのも、青タマにおいては、ハンデスは青ゲインが気軽に行える上、デッキボトムを操作できるカードが非常に限られていることからアタッカー時の能力がランダムになりやすく、採用されるにしても1枚か2枚になりそうです。他のデッキへの出張についても、アタッカー能力は汎用であればエフェックスとのコンボが事実上必須になる事を考えると主に見かけるのはこの2つのデッキ、たまにマリタイを採用しているウムルデッキで見るくらいでしょうか。総じて、適性があるデッキでは凄まじい能力を発揮するものの、考えなしにデッキに入れても扱えるかわからない、良い調整がされたカードだと感じました。

特にリメンバを見かけた時は警戒しても良いカードだと思います。

それでは。