赤白アキノ速攻は防御札を投げ捨てて攻撃全振りで勝つ!
お久しぶりです。こっちじゃ2か月ぶりですね。(いつの間に)
今回は赤白アキノ速攻デッキの紹介記事です。
・そもそも何故速攻にしようと思ったのか
まずこのカードの情報が公開されたとき、イラストの次に目が行ったのはゲーム1の起動効果でした。
サーバント1枚を手札からコストにして2面バウンス。
ふむ。
これだけなら「盤面コントロールして〆に使う効果なんかなー」くらいの考えだったんですが、さらに公開されたカードでちょっと考えが変わりまして。
盤面焼いてくれるレベル1,リソース稼ぎながら盤面焼いてくれるレベル2のヒラナのアシストルリグ。
どっちも速攻のアシストとしてかなり優秀な効果でした。
そこで私は思いました。
「あれ、これ今後のカードによってはアキノデッキ、速攻として組めねえか?」
そう思い、新規のカードを待っていました(具体的には能動的&出現時・アタック時にバウンスができる白のシグニ)
しかし、出てきた白のSRは、
この2枚。(いやまあこの2枚はこの2枚で役割あるんですけど)
新弾の光物ではない白のシグニを探しても、能動的&出現時・アタック時にバウンスを行うシグニは見つかりませんでした。
そこで白単でアキノ速攻を組むのは諦めたのですが、別の手段を見つけまして。
「火力が足りないなら赤混ぜればいいじゃん」
そうしてできたプロトタイプから修正、アドバイスなどを取り入れて変化した、ラボイベ時点でのデッキがこちらです。(当日の2イベントの戦績も記載してます)
昨日のラボイベと集会所リリースパーティーで使った赤白アキノ速攻です
— lili (@lili4161) 2021年3月1日
戦績はラボイベ4-1と集会所1-2でした
ポイントは防御札捨ててリソースの確保と詰め能力を強化している点とメインデッキの色配分です
パワーラインの確保と点要求のしやすさも考慮して組みました pic.twitter.com/VCU8Jkc1Ne
(また、先日公式のレポートでも取り上げて頂きました、ありがとうございます。)
「第9回 カードラボ エアウィクロス」結果レポート! – WIXOSS-ウィクロス-|タカラトミー
こちらにリンクを貼っておきます。当日のセンタールリグ使用率(暫定)や他の方々のデッキレシピやコメントも載っています。非常に参考になる内容でしたので是非ご一読ください。
順に説明します。
・一部カードの採用理由
・聖天 アテナ
元々この枠はヤエキリを入れていたのですが、集会所の方でフリーでこのデッキを回していた時にアドバイスを頂き、変更してみた結果ヤエキリ採用時と比べて仕事ができる機会が増えたのでこっちの採用に至りました。白込み3エナとはいえすぐにサーバントを回収できるのは強いです。また、バーストでカグツチが捲れた場合の蘇生候補にもなってくれます。白込み3エナの捻出が必要なため2枚採用に抑えていますが、かなり良い動きをしてくれます。
・輝羅石 ローズクオーツ
4枚採用の理由としては、このデッキの色割合(赤20枚、白12枚、赤白4枚、マルチエナ4枚)の関係上、赤2エナの捻出がしやすいことと純粋にアタッカーとして強力なためです。回していてこのカードの出現時効果を2回使う試合もあったので、この枚数で問題ないと判断しています。あとカグツチバーストから蘇生する候補でもあります。エナさえあればトップから引いても強いです。
・コードメイズ シンフォーズ
白エナ要員にしてランスロットで焼かれないレベル2帯、さらに残しておくと複数面防御の可能性がある効果が強力だと判断して4枚採用しています。バーストも中々に使いやすいですし。ランスロットで焼かれないのも魅力です。パワーが低い盤面に対して1枚でも仕事ができるのも強いです。
・紅天 カグツチ
このカード、元々は2枚採用で残り2枚の枠はダッキを採用していたんですが、
・自分からライフクロスを割っても問題無さそうなタイミングがあまり来ない
・カグツチの効果がバースト込みでどれも使いどころが多くて強い
という理由で最終的にこのカードを4枚採用することにしました。結果的に2弾のSRが全てデッキから抜けました。
また、カグツチのバーストからカグツチを蘇生すると手札さえあればさらに蘇生して...という動きを狙えるため最大で3点守れるなんてこともあります。純粋に普通に出しても強いです。パンプアップ効果で黒系のアシストのパワーマイナス系の効果をかわすこともできますし。
・聖将 チョウウン
2枚の理由に関してはスペルとかの除去には弱いからという理由です。炎球ですとか。ヒラナ*ステージですとか。ただシグニ除去には強く出れるので今後の環境によっては採用枚数増やすかもです。
・GO TO the TOP!
詰めで相手のエナを絞ってアシストルリグの動きを制限するために使います。あとシグニサーチ効果でサーバントサーチしてアキノのゲーム1効果に繋げたり。ヒラナ*パワーオンでエナはある程度確保できるのでそういった点でもアキノと相性の良いピースではないかと思います。
・採用しなかったカードとその理由
・聖天姫 アークゲイン
このカード、アキノの常時チーム効果と相性は良いんですが防御能力が完全では無いこと(パンプアップされたうえでランサーされたら無力です。バンとか。)と出現時能力に割けるエナがそこまであるか?と疑問だったこと(このデッキの白エナはぶっちゃけグロウコストとアテナのコスト支払いで大体使うことが多いため)、バースト枠との競合が発生することを考慮して今のこのデッキでは採用していません(あと値段がたkゲフンゲフン)。ただ、このデッキを数回回していくと先3で炎球やパワーオンなどで盤面こじ開けた所に立たせれば強いのではないか?とかバーストが上手く直撃すれば相手にエナを与えずに盤面処理と防御できるな?意外と白エナ余る時もあるな?と思うことも出てきたため、シンフォーズとかの枠を1,2枚借りて採用してみて動かしてみようかなと思いました。
・大装 ヤエキリ
先述の通りの理由(すぐにサーバントを回収できない)に加え、ハーモニーのコストとアキノのゲーム1効果のコストが干渉しあうため、数回回していくと相性の悪さを感じ、アテナの採用のアドバイスを頂いたタイミングで抜きました。アテナの効果のコストと比較すると無1エナ分少ないですが即効性が無いのとハーモニーのコストが存在するため、デッキの方向性によって採用枚数が変化するカードではないかと感じました。
・紅魔姫 ダッキ
最初は「どうせ速攻デッキだしダイレクトアタックされなきゃ勝ちじゃん」という考えで採用していたんですが、実際に回すと使う場面が無く、また、バーストで焼ける範囲も限られることからカグツチに切り替えました。ただエナと手札がカツカツなデッキではあるので(相手のルリグにもよりますが)今後どうなるかはわからないですね。こっちも未定枠です。
・ゼノ・クラスタ
効果が比較的受動的なのとピース枠が足りないため不採用にしました。このデッキの場合、こういう「特定の行動に対するカウンター」となるカードを入れる余裕が無いんですよね...
・ITTEN-TOPPA
このデッキの方向性とも比較的噛み合ってて使いやすいピースではあるんですが行動によってはゼノ・クラスタ使われるとそれ以上のリソースを回復される点とピース枠の競合により断念しました。ピース枠が3枚だったら採用していた可能性が高いです。
・このデッキのポイント
・アシストルリグは極力リソース確保と盤面除去に回す
このデッキの大きな特徴として、防御札を投げ捨ててるところがあると思います。レイ、ヒラナ共にアシストルリグはメインで使うものです。理由としては、
「速攻デッキだし中途半端に防御に振るよりはいっそ攻めにリソース全ツッパした方が良くね?」
という思考です。(あとGlory Growの存在)故に防御要素は白シグニがほとんどを占め、ピースもアシストルリグも詰めに使う用だったりリソース確保を優先したものになっています。これによりリソース面の増強を行っています。
・白シグニの多数採用により1ターン目から盤面のパワーラインを高くすることが可能
アキノのグロウ安定化とアテナのサーバント回収効果のために白シグニをいくつか採用していますが、結果としてパワーラインの確保に成功しています。これにより相手のランスロットで焼かれないパワーラインを確保できるようになり、盤面での要求手段を絞らせることができます。
・ヒラナデッキとの違い
同じNoLimitで速攻デッキと言えばヒラナがあると思われます。また、このデッキ自体が赤多めのためおそらくヒラナとメインデッキで使われているカードが結構共通点多いです。そこで自分なりにヒラナとアキノのデッキの違いについて言語化してみました。
1.ヒラナは盤面での要求をシグニや一部アシストルリグ(アキノ*バイバイとかですね)に託している代わりにルリグでの要求能力が追加で存在する(ゲーム1起動効果)が、アキノは盤面での要求をルリグ自身で行える
2.ヒラナはアシストアキノの種類の関係上、どうしてもアシストルリグも全て速攻に寄せるという動きが困難=どうしても防御札(確かアキノのアシストレベル2は全て防御寄りの効果だったはずです)が入ることになるが、アキノはアシストルリグも速攻に全て寄せられるため防御札0の構築も可能
この2点が主な違いではないかと考えています。
・このデッキの強み
1.安定した要求手段とパワーラインの維持の両立
ローメイル、ランスロット、炎球、ローズクオーツを全て4枚採用することによりメインデッキでの盤面要求手段が系16枚あります。手札の消費は激しくなりますがカグツチ→ローズクオーツもできる上、アシストルリグのヒラナがどちらも盤面除去を行えるため体感結構な頻度で3面要求が行えます。バニッシュ系の除去は相手にエナを与えてしまうのが難点ですが、逆に相手にアシストルリグを早めに吐かせることができるので終盤の要求を通しやすくすることにも繋がります。アシストルリグ使わなかったら使わなかったで点を通せますし。エナ自体もGO TOで焼けるので多少はカバーできると思います。さらに、コギツネマルやシンフォーズなどでランスロットに焼かれない高いパワーラインの維持も可能です。この両立がこのデッキの強みの1つではないかと思います。(その分そのバランスを取るのが難しいデッキではありますが...)
2.アシストルリグによるリソース確保
ヒラナ*パワーオンによる足りないリソースを選んでの回復、レイのアシストルリグによるドローにより、リソースの供給を行いやすくしています。これにより、継続的な要求に必要なリソースを確保しています。
3.軽い防御札を貫通できるほどの突破力
理論上毎ターン3点要求できてればこのデッキの要求値は9点+ルリグアタック3回分です。現実的には防御札があったりシャドウでかわされたりしますが多少減っても高確率で盾7枚割った後のチームピース効果を載せた防御不可ルリグアタックまで持って行けます。そう考えると1面防御2回とかの防御だけでは結構な頻度で貫通できるのではないでしょうか。(なおバースト)
・このデッキの弱点
1.防御札0枚
まあこれですね。経験した試合回数こそ少ないですがデッキの構築の構造上速攻対決とかは厳しいものがあるのかなと思ってます。要求値的にできれば3ターンは耐えたいので、極力要求しづらい盤面を固めて対処していくしかないのかなと。あとはバーストお祈りですかね。
2.色事故
一応メインデッキの白の配分増やしてはいるんですけどどうしてもこうなるときついですね。あと2色デッキの関係上色管理がシビアでして、どのタイミングでどのエナを使うかという点で非常に頭を使います。(特に指定なしエナ)初手マリガンの際はなるべく白のレベル1シグニを残すようにして対応しています。
3.有効防御バースト踏みまくったり防御されまくると止まる
これに関しては「どうしようもない」と割り切ってます。下手に構築段階でケアしてデッキの出力を下げるより、割り切りを大事にしてデッキの出力の高さを押し付けるデッキにした方が良いのではないかと。私の考えではありますが。ただ空殴りしてアンタップ反応バーストのケアはしています。
4.ゲイン
このデッキ最大の弱点です。特にアキノミラーでこのカード立てられると点要求はおろか突破できるかどうかすらも怪しくなります。現状考えている一番楽な突破方法はアキノミラーの場合カグツチのパンプ受けたP12000シグニで殴り飛ばすことです。あのカード本当強い。これについては環境次第で対策をデッキに組み込もうと思います。不確実ですがアダマスフィアとか。
こんな感じでしょうか。今もこのデッキは調整をしていますので調整後のものはまた機会があればtwitterかこちらで紹介したいと思います。
今回は公式のオンラインイベントレポートに載せて頂いたデッキの補足説明とデッキの方針決定の経緯について紹介させていただきました。
デッキ紹介の記事を書くのは約半年ぶり、ビッグバイス翠子以来でして、拙い文ではありましたが、アキノデッキの魅力について少しでも伝えられたらと思います。
では、また。