リンカーネイション新規考察:《闘争の記憶 リルVSカーニバル》
前回の記事(https://lili416.hatenablog.com/entry/2020/04/02/200000?_ga=2.163194748.1921052942.1583705666-1613215503.1580039879)に引き続き、今回もリンカーネイション新規のより深い考察です。
今回考察していくのは、リンカーネイションの目玉の1つである「ライバルキー」の1枚、《闘争の記憶 リルVSカーニバル》です。
WIXOSS3期である「Lostorage incited WIXOSS」の主人公ルリグとボスルリグの2体の対峙は、今後のデッキ構築と戦略にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
早速それぞれの効果を考察していきましょう。
・グロウフェイズの間、お互いの有色ルリグのグロウコスト消失
ライバルキー特有の、お互いに影響を及ぼすプラス効果。効果が及ぶタイミングをグロウフェイズに限定することで《ビカム・ユー》による悪用を防いでいるのがポイント高いですね。
現状キーセレにおいてはそんなにグロウコストが重い有色ルリグがいない関係上、主に輝くのは3コストの4レベルグロウが多いオールスターでしょうか。特に強力な効果を持つ《アロス・ピルルク N》との組み合わせが個人的に面白そうかなと。
ただ相手にもプラスの効果を及ぼすため、0コストグロウのレベル4が多い昨今ではありますが、使い時には気を付けた方が良さそうです。
・コイン1枚をコストに、手札のシグニをサーバントZEROとして場に
緊急避難的な使い方をする効果ですね。
コイン1枚の効果としてはいささか物足りない感じがありますが、コイン1枚のキーの防御手段としては及第点ではないでしょうか。
ただ、今のキーセレには場出し防御キラーの《コードVL 御伽原江良》がいるため、この効果がどれほど活かせるかはわかりませんが...
・1ダメージとコイン1枚をコストに、相手シグニ1体をバニッシュ
中々に特徴的な効果。普通に使うとトントンどころかこちらのアド損になる効果です。
というわけで、この効果を上手く使う場合、他のカードとのコンボだったり状況を考えた方が良いと思います。
こちらでも考えてみました。
1.《超罠 ミミック》+《生生流転》による暴発コンボ(キーセレクション)
古典的ではありますが、この2枚を用いたキーセレでも使用可能な暴発コンボ。
《欲英の発見 アルキメス》あたりを仕込んで暴発させれば、1面開け込みの全面防御に繋がります。
欠点としては必要な札とコインの多さですね。
ルリグデッキ2枚+メインデッキ2枚+コイン4枚orコイン2枚+緑2無2食うので今となっては正直どうなのか...と。
2.ダブルクラッシュなど、1枚で2点以上持っていくシグニの処理
一番現実的な使い方はこれでしょうか。特に《炎魔の豊穣 シュプ=ニグラ》なんかは、ダブルクラッシュを得ずに2点以上取ってくることがあるので、《千変万化》でも処理できない場合がありまして。(アサシンを取得しない場合)
こうした時に重宝するのではないかと。あとは白タマのようなシグニが入れ替わったり連パンしてきそうなルリグ対面だったり。
オールスターでもシグニが連パンしてくるデッキも多いので、そういう時に使えるのではないでしょうか。
...とまあ、ここまで書いたはいいんですが。
正直相当癖の強い効果です。2番目の使い方が一番現実的です。オールスターでは暴発手段はこれ以上に色々ありますし(エルドラあたりが代表的でしょうか)。
ただ1面開けれるのはルリグによっては結構得点に繋げられる効果なので、1ダメージ+1コインの価値があるかどうかはそれぞれに寄るのではないでしょうか。(特に面開けしづらいルリグは)
・総括
とにかく癖が強いキーです。全ての効果を1つのデッキで活かしきるのは私が考えた限りでは難しく、構築センスと環境に応じた採用が求められるカードだと思いました。
ただ、可能性も感じれるキーなので、オールスターでの採用をメインに考えたいと思います。
それでは。